次の日
いよいよ列車の旅が始まります。
ホテルからデリー駅に、車で向かいます。
駅に着くと改札口の、ホールやホームで寝ている人が多いのに驚きました。

私達の乗る寝台列車は、デリー駅が始発なので、定刻どおりに出発しました。
デリーからジョドプールに向かいます。 約11時間の旅です。
エアコン車両と、エアコン無し車両と分かれていてエアコン車両の方が
料金が高いのですが、(外気温は35度ぐらいありとても暑いです。)
快適に過ごせて(?)、そして車掌さんがいて安全です。
真ん中に通路があり、横に二段ベットがあり、通路を挟んで向かい合わせにも
二段ベットが置いてありました。
ガイドのチャマンさん曰く、「上の段の方がおじゃまがないので、上の段を
とりました。」 と、言っていました。
昼間はベットから座席に変えて食事をしたり、お茶を飲んだりします。
その時は下の段を使って良いのだそうです。
「おじゃまがない。」というチャマンさんの、やさしい配慮から、
私達は向かい合わせのベット、上の段に寝ることになりました。

夜になって寝る時に、私のベットの足元の、すぐ上にエアコンの吹き出し口があり
ガンガンにエアコンが、効いています。今までの経験から寒いのは
分かっていたので、それなりの対策はしていたのだけど、想定外でしたね。
もう一枚着る物を出そうと、思ったのですが、
スーツケースは、下の段のベットの下に置いてあるので取り出せず、
持っていたフード付きの上着を、フードをかぶりしっかりと着て
シーツと毛布を体に巻きつけ、縮こまって寝ました。
上の段は、「おじゃまはない」けど、凍えます。
朝になり、そろそろジョドプール駅に着くころですが、そういえば
今までに、いくつかの駅に停まったのですが、駅名のアナウンスが
ありませんでした。私は、ガイドのチャマンさんがいるので、
安心して寝られましたが、寝台列車の旅に慣れていない人は、ガイドがいなければ、
ゆっくり寝られないと思いました。
(車掌さんが駅に着くと駅名を言いながら通路を歩く事もあるそうです。)
ベットから出て列車を、降りる仕度をします。
顔を洗いに洗面所に行きましたが、昨日寝る前には出ていた水が出ないので
仕方なく次の車両まで歩きました。エアコン車両からエアコン車両には
行かれますが、エアコン無し車両からはエアコン車両には入れません。
鍵がかかっていたり、車両の入り口に車掌さんがいます。
寒いけど、安全です。
洗面所といっても、トイレの横に、小さな手洗いがあり蛇口ではなく
上に上げると水が出てくるもので、片手づつ手と顔を、洗いました。
トイレは、やはりペパーは置いていなくて、蛇口のようなものがあり、
コップが、置いてありました。
(手動のウォシュレット?その後ぬれたところは、どうするのかな?)

着替えをして、席に戻りました。
だいたい時間どおりに、ジョドプール駅に到着しました。
