スタジオうさぎ official blog

2008年インド旅日記(7) トリバンドラム

車でネヤールダムを出発して、トリバンドラムに向かいます。
トリバンドラム空港から日本に帰りますが飛行機が22時40分発なので、
少し時間があります。トリバンドラムの町を観光しました。
お土産を買ったり、町を見て回りました。
トリバンドラム01 トリバンドラム02 トリバンドラム03

2006年に、インドの北、デリーやリシケシに行った時は
町を歩いていると、物乞いの子供や老人が集まって来てお金や食べ物を
要求してきましたが、ここの南インドでは、あまりそういう人達はいませんでした。

ガイドのチャマンさんいわく、ここの州は教育に力を入れていて
学校に行くと子供達はお金を貰えるそうです。
家族は子供を学校に行かせるようになります。
子供達はいろいろな知識がつきます。将来にも希望が持てるようになります。
とてもよい事だと思います。インド全体でこのようになってくれると良いと思いましたが
まだまだ、辛い現実があるようです。(特に女の子は)
私も少しでも、辛い現実に置かれた子供達の力になれたらと思い
何か行動を起こして行こうと考えています。


まだ出発まで時間があるので、インドで最後の日没を見ようと海岸に行きました。

海岸に着くと親子連れや、たくさんの人達が集まっていました。
煎りたてのピーナッツを売る人や、風船を売る人、光る輪のおもちゃを売る人。
それをお父さんにねだっている子供。
トリバンドラム04

穏やかな時間がすぎていきます。
太陽はいつもと同じように、海に沈んでいきました。
トリバンドラム05

今回の南インドの旅でも、たくさんの事を見て、触れて、感じて。
私にとって、とても貴重な体験になりました。
新しい気づきもありました。
日本で当たり前に生活している事が、とてもありがたい事なんだと痛感しました。

また必ず、このインドに戻ってくるからね。と心に誓い飛行機に乗り込みました。


これで、2008年インド旅日記を終わります。
長い間ありがとうございました。

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2008年インド旅日記(6) ネヤールダム シバナンダアシュラム②

フミーにいろいろと教えてもらいました。
一日のスケジュールは
5:20起床の鐘
6:00メディテーション
7:30ティータイム
8:00アーサナクラス
10:00朝食
11:00カルマヨガ
13:30ティータイム
15:30アーサナクラス
18:00夕食
20:00メディテーション
22:30消灯
となっています。

食事は二回です。間にティータイムが二回入ります。温かいハーブティーとお菓子が出ます。
日替わりで、黒糖でからめたかりんとうのようなものだったり、
オーガニックのクッキーだったり、アシュラムで採れたジャックフルーツだったり。
ジャックフルーツ

大きな木の下に座って、皆でおしゃべりをしながら楽しくおいしく頂きました。
アシュラム08

私達が滞在中の研修者は、インド人やアメリカ人、カナダ人、
その他いろいろな国の人が20人ぐらいいました。
全く英語が話せなくても、寝食を共にしているとだんだんと心が通い合って仲良くなれました。
皆ヨガが大好きです。

朝5時20分に起床の鐘が鳴ります。
アシュラム09 アシュラム07

ベットから出て、顔を洗って、メディテーションホールに向かって歩いていると
皆も集まってきました。
アシュラム10 アシュラム11

太陽が顔を出してまだ間もない清々しい空気の中で、
バカヴァット・ギーター(聖典)に基づいたヨガの講義を受けます。
そしてキータンを歌い祈り、瞑想をします。

バカヴァット・ギーターの6章に
「風のない所に置いた灯火が、決して揺るぐ事が無いようにヨガを修めた人は、
心をしっかりとコントロールすることができる。大きな困難にも動揺することなく、
全ての苦しみから解放される。
それがヨガと呼ばれるものである。このヨガを怯むことなく決然と修めよ」
とあります。

メディテーションホールにはろうそくが灯されています。このろうそくの炎を見つめていると
もっとヨガを深めて、ろうそくの炎のように私も揺らぎない心を作っていきたいと感じました。

そしてその日の夜、メディテーションクラスは特別にメディテーション寺院で
サットサンガが行われました。
寺院でのサットサンガは、とても厳かで、人々が向かい合い、一列に座ったその前に灯火がいくつか置いてあり、バナナの葉の上に赤い粉と赤い花が置いてありました。
バカヴァット・ギーターに基づいたヨガの講義と、祈りと、マントラを唱えた後、
キールタンを歌いながら、赤い粉と赤い花を灯火の下に一つまみ、
少しずつ置いていきます。赤い粉と赤い花がなくなると、その後静かに瞑想をします。

朝の瞑想とは少し違って、更に心が穏やかになり、そして強い心が育ち、
これからの私のヨガを通しての生き方が確立して、見えてきました。

アーサナクラスは8時と15時30分と一日に2回あります。
屋根と、柱と床と大きく開いた窓のある建物が、アーサナホールです。
とても開放感があります。
アシュラム14 アシュラム16

壁にはいろいろな神様の絵が飾ざってあります。
アシュラム18 アシュラム19 アシュラム13

ビギナークラスとベーシッククラスに分かれていて、1回が90分程ありました。
私はビギナークラスから受けました。英語でクラスが進められています。
説明が良く分からなくてキョロキョロしていたら、丁度フミーがアシスタントをしていたので
手取り、足取り教えてもらいとても助かりました。

慣れてきたのでベーシッククラスに変更しようとしましたが、
私達の滞在中は研修者が少なかったので、ベーシッククラスはずっとお休で
残念ながらベーシッククラスは受けられませんでした。
でも、ビギナークラスでも充分満足しました。

クラスレッスンは、首ほぐしなどのウォーミングアップがあり、
その後太陽礼拝を3~4セット行いました。

1回目のシャバアーサナが入り、心地よい風がアーサナホールに流れていきます。
程よく汗をかき、ほてった身体をやさしく風がなでてゆくようです。
その中で、先生の落ち着いた声でマントラが歌うように聞こえてきます。

心の奥底にも響き渡り、心と体が緩みとけていくようでした。
フワフワとした感覚の中で、先生のやさしい声が聞こえてきます
先生のマントラで意識を覚ましアーサナの続きです。

カパラバティの呼吸や、目のトラタク、肩立ちや頭立ち、前屈後屈などが入り体が熱くなり
気持ちよく汗が出てきた頃に最後のシャバアーサナがあります。

歌うようなマントラが又ホールに響き渡り、心も体も軽くなり
少しきついポーズも、シャバアーサナが入る事で気持ち良く頑張れました。
「心と体は一つなんだ」と更に実感しました。
健全な体に健全な心が宿ると昔から言われますが、まさにその通り。
アーサナを通して瞑想も更に深まりました。

アーサナクラスが終わると食事です。
広い食堂にはイスもテーブルもなく、ステンレスの丸いお皿とコップが
一列に並べてあります。そのお皿の前の床に直接座り、
スプーンなどは使わず、右手で頂きます。
アシュラム22 アシュラム21

食事も修行の一環です。
五感を使って食べます。眼で食材を確かめて、耳で噛んだ硬さや柔らかさを音で感じ、
鼻で香りを楽しみ、舌で味覚を味わい、右手を使って温かさや冷たさを感じ、
今日も食事が出来る事。食べられる事にありがたく感謝をしていただきます。

動物性の物や(乳製品はあります)刺激物やアルコール類はいただきません。
野菜も、限定されていて、きゅうりなどの数種類の野菜を食べます。

配膳係(カルマヨガです)がお皿に入れてくれます。おかわり自由です。
2~3種類のカレーとご飯だったり、チャパティ(具の無いお好み焼の薄い物)
の時や、ミルク粥だったり、ヨーグルトがあったり、メニューは毎日変わりますが、
2~3種類のカレーは必ずあります。コップには暖かいハーブティーを入れてくれます。
配り終わり、みんなが揃ったらマントラを唱えて感謝をして、いただきます。

右の指を使って口に入れますが、最初は上手く口に入れられずに
ボロボロとお皿の上に落としてしまうのですが、だんだん上手になってきました。
日本のカレーと違って、とろみのないカレーで具の多いスープカレーのようです。
ご飯とまぜて食べますが、右の指をスプーンのように使って上手に食べる事が
できました。とてもおいしかったです。

食べ終わったら、自分で流しに持っていってヤシのタワシで食器を洗い片付けます。
アシュラム20

私達が座った向かいにはスワミ(悟りを開いた人)の席があり、オレンジの衣を
身にまとってヒゲを蓄えた方達が三人。かなり年配の方もいらっしゃいました。

後日の早朝、その年配のスワミの方がアーサナを行っているのを見ました。
しなやかで、穏やかで、力強いアーサナでした。
とてもお年を感じられませんでした。

私はまだまだです。一歩でも近づきたいと思い、
これからも精進していきたいと感じました。

一日一回カルマヨガがあります。
善悪の行為は、因果の道理によって後に必ずその結果を生む。
良い事をすると、後に良い事が返ってくる。
というカルマの考え方から奉仕活動をします。

一人一人がいろいろな奉仕活動をします。食事の配膳係だったり、
ホールのお掃除係だったり,私達はゴミ集めの奉仕です。
アシュラム内のゴミを集めて回ります。そして一つにまとめて外に出します。

アシュラム内での生活は、自分の部屋は自分で掃除をします。
アシュラム23 アシュラム24

洗濯も自分でします。アシュラム内には売店があって、
そこには石けんやハミガキなどの生活用品や、衣類や本やお菓子なども売っています。

お金は使わず、受付で最初にアシュラム内で使うお金を伝票にチャージしておきます。
使うたびにチャージした伝票が減っていきます。
そしてアシュラムを出る時に清算をします。
アシュラム25 アシュラム26

インドのトイレにはペーパーがおいてありません。
売店ではトイレットペーパーを売っていますが、インド人は使いません。
便器の横に蛇口が付いていて(シャワーの場合もあります)コップや、バケツが置いてあり
それに水を入れて、用を足したらその水で洗います。手動のウォシュレット?
その時には左手を使うそうです。

私達がアシュラムに滞在していた時には、日本人は私達の他に、フミーともう二人
男性がいました。一人は旅の途中で、このアシュラムに訪れていて、この後に
ネパールに行くと言っていました。
もう一人は、てっきり中国の人かと思っていたら、(服装が中国のようだったので)
「こんにちは」と日本語で話しかけられました。
この男性も旅の途中で、この後もう少しインドを、見てまわるそうです。
インドの最南端のカニャクマリに行く予定だと言っていたので、カニャクマリで、
飲んだチャイが、美味しかった事や、海に沈む太陽や、海から出る太陽を見て
感動した話などを、しながら私達は、そろそろ終わるインドの旅を、
思い返して少し寂しくなりました。

楽しくて、少し辛らかったアシュラムでの生活もそろそろ終わりです。

受付で清算をしていると、ガイドのチャマンさんが迎えにきました。
フミーに「いろいろありがとう、またどこかで会いましょう」
とお礼と、お別れを言って、アシュラムを出ました。

2008年インド旅日記(5) ネヤールダム シバナンダアシュラム①

カニャクマリを後にして、東へ約70km車で移動して、ネヤールダムに行きます。
シバナンダアシュラムでヨガ研修を受けます。

途中の村で休憩をしました。
お店屋さんがたくさん並んでいて、その中のお肉屋さんでは、ちょうど今、
ヤギが1頭解体される所で店頭にぶら下げられています。
インドの小さな村では、冷蔵庫がないのがほとんどで魚屋さんは、
魚が捕れたらすぐ店頭に並べます。 肉屋さんでは、生きたまま
鶏やヤギを店頭においていて、注文があった時解体します。

私達は大切な命を頂いて、私達の命を繋いでいます。
決して粗末にせず、感謝をして大切に頂かなければいけないと痛感しました。
屋台01 屋台02 屋台03

約3時間車にゆられて、ネヤールダムに到着しました。
今年のヨガ研修は、このシバナンダアシュラムで行います。
アシュラム01

このアシュラムは、丘の上に建っていて、門があり、門番がいて、部外者は入れません。
ガイドのチャマンさんとはここでお別れ。
私達2人でヨガ研修の始まりです。

私たちは受付で手続きを済まし、
受付の人から蚊帳と枕とシーツを渡されて部屋に案内されました。
このアシュラムはとても大きくて、研修者の部屋が50以上あり、
メディテーションの建物や寺院やアーサナをする建物、食堂、スタッフの部屋や
スワミ(悟りをひらいた人)の部屋、売店、受付がそれぞれ一つづつの建物になっていて、
池やティータイムの時に使う大きな木の広場などがあり、まるで一つの村のようでした。
アシュラム02 アシュラム03 アシュラム04

部屋に案内されて入った所は、8畳ぐらいの大きさで、小さめの木のベットが2台置いてあり、
隅に小さなテーブル、奥にはシャワー室とトイレがあり、
天井には大きな扇風機が付いていました。
室内01 室内02 アシュラム05

受付の人から「ベットに蚊帳を取り付けて下さい。」
と言われて付けましたが、「蚊帳の裾を布団の中に折り込まないと夜になると大変よ。」
言われました。

なるほど。その意味が夜になって良く分かりました。
窓を閉めているのに沢山の小さな虫が出てきて、蚊帳に入っていないと虫に刺されます。
トイレに行くときも、虫が入らないようにそっと出て、蚊帳の裾を布団の中に入れ込み、
入る時も同じに蚊帳の裾を布団の中に入れ込みます。
トイレもシャワー室にも虫がいます。

気温は夜になっても40度近くあり、窓も開けられず、
天井の扇風機がとてもありがたかったのですが、
何回も停電があり、その都度サウナ状態になります。
これも苦行の一つでしょうか?

初日は辛かったのですが、だんだん慣れてきました。
私達の普通の生活がとても幸せな事や、
生きている事のありがたさなどを改めて実感しました。

そして、受付に戻って
アシュラム06
私達は英語が全くできないので、知っている単語と身振り手振りで一日のスケジュールを
四苦八苦しながら聞いていたら、幸いにも研修者の中に日本人の女性がいて、
長く滞在しているのでスタッフのボランティアをしています。
名前はフミエさん。皆がフミーと呼んでいました